1月30日に開催された八代フルマラソンに参加してきました。
他の大会が開催中止を発表している中、開催された数少ない大会。
「中止になるだろうな〜」と思っていたところ、コロナ対策を強化した上で開催すると発表されました。
開催について賛否ありますが、せっかく出場できるのであれば、自身の全力を出し切ろうと思いキッチリと調整をして大会参加を決意。
結果として、悲願のサブ3を達成することができましたので、今回は大会までに取り組んだ内容とレースで感じたことを紹介します。
私のようにサブ3一歩手前で苦しんでいるランナーさんに役立つ情報があるかもしれませんので、よかったらチェックして下さい。
練習編
2018年12月の青島太平洋マラソンで3時間1分を記録して以来、自己ベストを更新できていなかったため、練習メニューに変化を加えることにした。
1つ目はジョグ
これまで当たり前のようにジョグで10㎞走っていたが、そもそも10kmで十分なのか?と思った。
疲労回復の側面やポイント練習を実施するまでの繋ぎといった目的から、頑張り過ぎない方がいいことは理解できる。
しかし、「無理していなければもう少し頑張ってもよいのでは?」と思い、ジョグの距離を10㎞から15㎞に変更してみた。
15㎞に変更してみて感じたのだが、12㎞ぐらいから足が重くなり始める。10㎞ジョグの時にはそんなことを全然感じなかったため、新たな発見であった。
距離走やLSDでも持久力を養えるが、そういった練習は回数が少なくなりがちなので、練習頻度の一番多いジョグに変化を加えることでダメージと回復の繰り返しが増え、結果としてスタミナ向上に繋がったと思う。
2つ目はペース走
元々取り組んでいたメニューであったが、ペースが4分/kmとサブ3の設定より少し速め。この設定をこなすことで、自信をつけていたし、速い設定の方がより効果的だと考えていた。
しかし、よくよく考えてみるとペース走ってレースの想定ペースを身体に慣らすことが目的だよな?と思い、レースペースである4分10秒/㎞へ変更。
たった10秒の差であるが、身体への負荷が全然違う。
翌日発生する筋肉の疲労感も少なかったので、継続的に練習するためにも、ペース走をする時にはフルマラソンのレースペースで取り組もうと思った。
食事編
これまではレースの3日前から炭水化物の摂取量を通常の1.5倍程に増やしていたが、少し増やす程度へ変更。
無理して食べると、身体への負担も大きいんじゃないか?と思ったのがキッカケ。
レース中、空腹を感じることは無かったため、カーボローディングもほどほどの方がいいのかもしれない。
走法編
これまではストライド走法で最後まで走り切るスタイルだったが、途中ピッチ走法を取り入れてみた。
以前、谷口浩美さんから「ピッチを織り交ぜながら走るといいよ!」とのアドバイスを受けたため。
足が重くなったら、ピッチへ!心肺がしんどくなったらストライドへ!と切り替える方法。
詳しく知りたい人はこちらをチェック!
大会編
大会会場に到着。定員500名の大会なので、かなりこぢんまりとした様子。
翌日分かったことだが、最終的に参加したのは220名なので当然といえば当然である。
体温チェック、ワクチン接種証明書の確認をもって受付完了。
着替えやアップを済ませてスタート地点へ移動。
思っていたより人数が少ない。
同じペースの集団ができるか不安になった。
予想は的中。
レースが開始して周囲を確認してみるものの、自分より少し速かったり、少し遅かったりと同じペースの人が全然見つからない。
1㎞地点の表示が見えてきたところで、ようやく同じペースの人を発見。
しばらくは後ろに付けていたが、申し訳なさを感じたので、前に出て引っ張ることにした。
2㎞ぐらい走った後にその人が前に出てくれたので、「交互に引っ張りあう流れ?」と思ったら、その予想が的中。
15㎞ぐらいまで交互に引っ張ることになった。
レースでたまに見る光景ではあるが、体験してみることで、引っ張りあうことのメリットを発見した。
そのメリットとは
自身のペースを保ちやすい
ことである。
前を走る人が自身のペースと全く同じであれば問題ないが、ペースアップしたり、ペースダウンしたりすると、ペースが乱れてしまう。
引っ張ることで、自身に合ったペースに調整できるため、ペースが安定しやすくなる。
このまま最後までいくかと思っていたが、15㎞以降徐々に差がつき始めたので、そこからは単独走。
単独でいけるか不安だったが、前を走るランナーも全員が1人で頑張っていたので、自分だけじゃないんだと思い、気合を入れ直して頑張ることにした。
(7㎞の周回コースなので、折り返しで前後のランナーを確認可能)
ハーフを1時間25分43秒で通過。
こんなタイムで通過したことがなかったので、不安になる。
タイムの貯金は身体への借金という言葉もあるが、その通りだと思う。それで失敗したレースは数知れず。
まあ、そんなこと思ってても仕方ないので、そのまま無理しないペースを保つことにした。
30㎞地点通過。
これまで30㎞付近で「足が〜」、「横っ腹が〜」と身体の至る所で悲鳴が上がっていたので、大丈夫か?と不安に駆られながら走り続けた。
そして頭の中で計算が始まる。
この地点から5分/kmで走ってサブ3を達成できるかどうか。
それぐらい不安なのだ。
35㎞地点を通過した段階で5分/㎞で走っても問題ないことが判明し、少し楽になった。
40㎞地点通過。
ここからペースアップ!したつもりだったが、あんま上がってない。
そんな調子で走り続け、ゴールが見えてきた。
ようやくゴール!
その瞬間に雄たけびを上げた。
ゴールで叫んだのは初めて。
それぐらい嬉しかった。
記録は2時間54分45秒。
補給食編
補給食は20㎞時点で摂取したMag-onのみ。
それから、レース開始前にカツサプを補給。
今回のレースではいつもと違ったやり方で取り組みたかったので、試してみることにした。
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まとめ
サブ3を達成するために取り組んだことをまとめてみると、
- ジョグの距離を10㎞から15㎞へ変更する
- ペース走の設定を4分/kmから4分10秒/kmへ変更する
- レース前食べ過ぎない
- 足が重くなったらピッチ走法を取り入れる
- カツサプを飲む
が挙げられます。
月間走行距離自体はサブ3未達の頃の方が多いので、走力が上がったというより準備の方法を変えたことが、サブ3達成の要因だと考えられます。
よかったら試してみて下さい。
今回は以上です!
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