アシックスのランニングシューズで最も有名といっても過言ではないモデルをご存じでしょうか?
そう!
ゲルカヤノシリーズのことです。
ロングセラーモデルとして初心者ランナーからベテランランナーまで幅広い層に愛されてきました。
私もゲルカヤノ27、28と履き続けており、どちらのシューズも日々の練習には欠かせません。
そんな定番モデルの最新版であるゲルカヤノ29が7月29日(金)に発売されましたので、早速購入。
実際に試したところ、
「やっぱ、ゲルカヤノはいいな~」
という結論に達しましたので、その魅力を紹介します。
前作に対して、新素材の投入や軽量化を織り込んだゲルカヤノ29。
少しでも興味のある人は、チェックして購入する際の判断材料にしてみて下さい。
いつものごとく、メリットとデメリットから紹介します。
続いてデメリットはこちらです。
7月27日にゲルカヤノシリーズの最新版「ゲルカヤノ30」が発売されました。
最新モデルが気になる人はこちらも要チェックです。
基本スペック
基本スペックは以下の通りです。
製造国 | ベトナム/インドネシア |
素材 | インナーソール:合成樹脂(ORTHOLITE)/取替式 |
サイズ | 24.5,25.0,25.5,26.0,26.5,27.0,27.5,28.0,28.5,29.0,30.0,31.0,32.0 |
幅/ラスト | STANDARD |
アッパー素材 | 合成繊維 |
アウター素材 | ゴム底 |
外観
上からの見た目
横からの見た目
横からの見た目(反対側)
シュータンの見た目
アッパーの見た目
通気性とフィット感に優れたエンジニアードニットが採用されております。
部位ごとにニット素材の密度を変えているため、耐久性にも期待が持てそうです。
かかと部の見た目
かかと部の見た目(内側)
アウトソールの見た目
つま先部の高さ比較(VS ゲルカヤノ28)
つま先部の高さ比較(VS ゲルカヤノ27)
つま先部の高さ比較(VS ゲルカヤノ27(一番左)/ゲルカヤノ28(真ん中))
ミッドソールが少し厚くなっている分、先端部も高くなっています。
販売価格
定価:17,600円(税込)
Amazon、楽天市場では12,000円前後で購入可能です。
※サイズやカラーによって異なりますので、ご注意下さい。
重量
290g(26.5cm)
ゲルカヤノ28(295g)より5g軽量化されています。
公式ページでは約10g軽量化と記載されていますが、私の手持ち品では5gの違いでした。
現物によって数gの差が発生するということでしょう。
サイズ感
基本スペックに記載されている通り、幅はSTANDATDタイプとなります。
前作のゲルカヤノ28やノヴァブラスト2といったモデルと同じサイズ感です。
フィット感
アッパーのエンジニアードニット、厚めのシュータン、そして足底部の素材により足全体をソフトに包み込んでくれます。
全体的に柔らかいため、ソフトな質感を求める人には特にオススメです。
逆に、ライトレーサーやターサーエッジのような柔らかすぎないフィット感を求める人には向かないかもしれません。
耐久性
アウトソールにはゲルカヤノ28同様に、AHARPLUSが採用されております。
AHARPLUSはアシックスで通常使用されているラバーと比較して、約3倍の耐摩耗性を実現したと言われており、高耐久性を期待できます。
ゲルカヤノ28では1,000㎞以上走っても問題なく性能を発揮してくれていることからも、耐久性の高さは折り紙付きです。
興味がある人はこちらの記事をご覧下さい。
本モデルの耐久距離を知りたい人はこちらをクリック。
走行距離に応じたアウトソールの様子を確認できます。
クッション性
ミッドソールに採用された新構造が高いクッション性を生み出しています。
新構造とは、ミッドソール上層部に新素材であるFF BLAST PLUS、下層部にFLYTEFOAMと、二重に素材を配置するというもの。
この構造が柔らかな履き心地を保ちつつも、約5gの軽量化に貢献しているとされています。
また、名前の由来となったゲルテクノロジーも高クッション性実現のためには欠かせません。
ゲルカヤノ28,27同様、かかと部から搭載されることで、足にかかる負担を軽減してくれます。
特にかかと部から中足部までのクッション性が非常に高いため、かかとから接地するヒールストライクの人にはピッタリ!
クッション性が高いといってもフワフワした感じではなく、ゲルカヤノ28同様にゆっくりと受け止めてくれる印象を持ちました。
ちなみに、こちらの比較写真を見て分かる通り、ゲル搭載エリアの形状が変更されています。
左からゲルカヤノ29、28、27の順番です。
クッション性を高めるための最適な形状を日々研究しているということでしょう。
反発力
新素材であるFF BLAST PLUSにより跳ねるような反発力を体感できます。
ライドシリーズのようなガイドソール機能がないため、自身の蹴り足でグイグイと推進するイメージです。
FF BLAST PLUSの跳ねるような反発力がその推進力をサポートしてくれる感じですね。
ライドシリーズとはグライドライド3やエボライド3といったモデルをシリーズ化したものです。
興味がある人はこちらのページをご覧下さい。
ジョグして感じたこと
5分〜5分30秒/kmを目安にして走りましたが、最後まで楽にペースを保つことができました。
5分/kmを切る場面もありましたが、クッション性が非常に高いため、足への負荷もそれほど強くは感じません。
とはいっても4分30秒を切ってくると、「少し重い」印象を持ちます。
ゲルカヤノ27から軽量化を重ねていますが、それでも300gに近い重さなので、比較的重い部類に入ります。
最近では200g前半から200gを切るシューズも増えていますので、そのような感じがするのでしょう。
GT-2000 11との比較
比較されがちなロングセラーモデル同士。
横に並べたらこんな感じです。
けっこう似ていますが、ミッドソールの層構造やアッパーのメッシュ構造など細かく違っております。
また、実際に履いて走ってみたところ個人的にはゲルカヤノ29の方が好みですね。
重量はGT-2000 11の方が軽いのですが、ゲルカヤノ29は反発力が優れているため、楽に走ることができたためです。
GT-2000 11の方が気になる方はこちらの記事をご覧下さい。
【実際の耐久性】300㎞走破後の状況
300㎞走破後のアッパーとアウトソールの見た目を紹介します。
まずはアッパーから。
この通り全然問題ありません。
お次にアウトソールです。
少し摩耗しておりますが、こちらも全然問題ありません。
前作のゲルカヤノ28で1000㎞以上走破しておりますので、当然といえば当然かもしれません。
【実際の耐久性】500㎞走破後の状況
300㎞走破後とあまり変わっていません。
アッパーの見た目
アウトソールの見た目
ゲルカヤノ28同様、1000㎞余裕で持ちそうな耐久性を備えています。
【実際の耐久性】800㎞走破後の状況
アウトソールの見た目
着地した瞬間の負荷が内側に掛かっている影響を受け、特にアウトソールの内側が擦り減っております。
走っている最中に違和感はありませんので、もうしばらくは活躍してくれそうです。
ミッドソール上部で剥がれ発見【820㎞走破時】
約820km走破時にミッドソールとアッパーとの間で剥がれを発見しました。
一気に剥がれる感じではないためもう少し走れそうでしたが、走りに影響を与えそうなので、私が走った場合の寿命は800㎞前後という結果になりました。
走り方や体重等によってシューズへの負荷は変わりますので、もっと寿命が長い人や逆に短い人もいるハズです。
あくまでも参考程度にご認識下さい。
普段履きでも活躍してくれます
普段使いでも全然いけます。
クッション性が高いため、足への負荷が少なく快適にウォーキングできます。
スニーカーっぽくないですか?
ただし、デメリットもあります。
消耗しやすくなり、ランニングとして使用可能な寿命が短くなるので注意して下さい。
とはいえ、800㎞以上耐えてくれたモデルですので、そこまで気にならないかもしれません。
ちなみに、ゲルカヤノ28は1,000㎞以上問題ありませんでした!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メリットとデメリットを再掲します。
続いてデメリットはこちらです。
ゲルカヤノ29は、アシックスの定番ランニングシューズで、特にクッション性が秀逸。
初心者からエリートランナーまで幅広く対応し、ミッドソールやアウトソール素材の変更により前作から更にクッション性が向上しています。
足への負荷も少ないため、ダメージを気にするランナーには特にピッタリです。
どのシューズを購入すべきか悩んでいるのであれば、試してみて間違いの無いモデル。
興味がある人は是非チェックしてみて下さい。
になる人はスポーツショップでの試し履き、もしくはAmazonの prime try before you buyでサイズ合わせできますので、不安な人は一度試してみて下さい。
ゲルカヤノ29の商品ページにある「prime try before you buy」マークの左側をクリックすると、7日間の無料お試しを選択できます。
今回は以上です!
どのシューズを購入しようか迷っている人はこちらの記事も是非ご覧下さい!
アシックス製ランニングシューズの特徴を一覧でまとめていますので、簡単にシューズを比較検討できますよ。
コメント