メタスピードスカイ・メタスピードエッジと同時期に発売された厚底カーボンモデルであるマジックスピード。
メタスピード兄弟の陰に隠れていますが、とても優秀なシューズなんです。
高いクッション性と反発性を備え、更にガイドソールテクノロジーにより走りやすさも追求されています。
メタスピード兄弟と比較しますと、お値段も安くなっていますので、手に入れやすい点もGood!
今回はそんなマジックスピードの魅力を徹底解説。
購入前に読んでおいて損はない内容となっていますので、是非ご覧下さい。
メリットとデメリットは以下の通り。
続いて、デメリットです。
もっと詳しい情報が必要な人は続きをどうぞ。
基本スペック
基本スペックは以下の通りです。
製造国 | ベトナム |
素材 | インナーソール:合成樹脂(FLYTEFOAM)/固定式 |
サイズ | 24.5,25.0,25.5,26.0,26.5,27.0,27.5,28.0,28.5,29.0,30.0,31.0,32.0 |
幅/ラスト | STANDARD |
アッパー素材 | 合成繊維・合成樹脂 |
アウター素材 | ゴム底 |
外観
横からの見た目
横からの見た目(反対側)
上からの見た目
アッパーには軽く通気性に優れたエンジニアードモノフィラメントメッシュが採用されています。
靴底の見た目
かかと部の見た目
かかと部(内側)の見た目
販売価格
17,600円(税込)
楽天・Amazonでは一部サイズのみ10,000円以下で購入可能です。
その上、選択できるサイズの種類が減ってきております。
新型マジックスピード2発売に伴い、在庫数量が減っている影響を受けているのかもしれません。
マジックスピード2に興味がある方はこちらの記事をご覧下さい!
重量
220g(26.5㎝)
ターサーエッジ3(200g)とエボライド(245g)の中間に位置しており、重くも軽くもない感じです。
サイズ感
ターサーエッジ3やエボライドと同じサイズ感。
足幅もSTANDARDなため、標準的な位置付けとなっています。
フィット感
フィット感は悪くありません。
アッパーの素材であるエンジニアードモノフィラメントメッシュが通気性もよく、快適な履き心地に貢献。
かなり薄いので蒸れ対策にもなりそうです。
ただ、かかと部の内側が薄いため、若干履きづらいです。(個人差がありますので、ご参考まで。)
耐久性
アウトソールに耐摩耗性に優れた素材であるAHARが採用されており、耐久性向上に一役買っています。
AHARを搭載したシューズにエボライドがあり、私もトレーニング用シューズとしてガンガン(500㎞以上)使用してますが、今のところ問題ありません。
クッション性
厚底モデルだけあってクッション性も高いです。
ただし、メタスピード兄弟のようなフワフワした感じはなく、少し硬いかな~?といった印象。
ゲルカヤノ28と同じようにゆっくりと衝撃を受け止めてくれるように感じます。
グリップ力
アウトソールの素材であるAHARの恩恵を受けているため、グリップ力も悪くありません。
ただ、このシューズはグリップを効かせて走るタイプではなく、スムーズな体重移動と高い反発性が魅力的です。ガイドソールテクノロジーにより重心移動を容易にした上、前足部に配置されているカーボンプレートの高い反発性を利用し生み出される推進力が持ち味のように感じます。
また、スピードを出すほど反発力は増しますので、キロ5分を切るぐらいからカーボンプレートが力を発揮し始めるイメージです。
走ってみて感じたこと
ジョグというよりスピードを出して走る練習に向いているモデル。
高いクッション性により高速走行時の衝撃を吸収し、ガイドソールとカーボンプレートの組み合わせが、次への一歩をスムーズに!
カーボンプレートが注目されがちですが、ソールに採用されているFLYTEFOAM BLASTも反発性に優れた素材であることから、反発力にこだわりのあるモデルに仕上がっています。
そのため、ペース走や距離走など高速である程度の距離を走る練習にピッタリ。
また、ドロップが5㎜ありますので、若干はコロコロ感ある走りも体感できます。そのため、グライドライド2やエボライドなど、ガイドソールを活かした走りが好きなランナーにも向いています。
他の人のレビュー
Amazonでの評価も概ね良好です。
軽量の厚底ランニングシューズです。
引用元:Amazon
週6で平均15kmを4分45秒/分で走る一般ランナーです。
N社の同等クラスの厚底シューズと比較すると軽さはアシックスが勝りますが、クッション性、反発力は、若干劣るような気がしました。
ただワイドタイプがあり、足入れ感は、非常に良く、日本人で幅広タイプを好むランナーにはおすすめです。
全般としては、さすがはアシックスで完成度は高いと思います。
ただし、以下レビューのように足の形状によっては合わない人もいますので、自身の足がどのようなタイプなのか購入前に確認することをオススメします。
長らくターサとソーティーMばかり履いていてアンチ厚底派でしたがストライドが伸びるという誘惑に負けて購入
元々フォアフットなので違和感は無かったです問題点
・足の形状の問題で私は扁平足ですが薄底じゃ無かった土踏まずの疲労感が半端じゃないです。
ハーフ走ろうとしても今まで問題無かったのに15kmくらいで土踏まずの疲労感が凄いです。
靴が馴染むまでだろうと我慢しましたが現在1ヶ月で累計400kmちょいですが未だにあります。扁平足の人は一考かもしれません。
・あとトレーニング用としては不向きです。スピードアップしたい人は薄底がいいです。良い点
引用元:Amazon
・とにかく速い!ニュートラルでもグングン進む。気分良く走れます。あと薄底軽量シューズ同等に軽いです。
・材質感はエ◯ペガサスっぽいので思ったより洒落乙
ヒールストライクの人はフォーム矯正しないとあまり意味がない様に感じました
フラットの人は向き不向きがあると思います
1,000km走破後のアウターソール(追記)
マジックスピードを愛用しているラン友さんより、アウトソールの耐久性に関する情報を入手したので、追記します。
アウトソールは1,000km走ったとは思えない程、綺麗な状態です。
ちなみに、このシューズを履いて走っているランナーさんはフルマラソンを3時間4秒で走る実力者です。
1,930㎞走破後のアウトソールとアッパー(追記)
マジックスピードを履き続けているラン友さんより追加の情報を入手しました。
なんと、1,930㎞履き続けてきたとのこと。
まず、アウトソールの様子はこんな感じです。
ここまで履き込むとかなり擦り減っていますね。
そして、アッパーの状態はこちら。
「もう限界っす……」
という声がアッパーより聞こえてきそうです。
状態を見る限り、2,000㎞前後が限界かと思われます。
まとめ
マジックスピードのメリットとデメリットを再確認すると以下の通り。
安くはありませんが、他の厚底カーボンモデルと比較すると購入しやすい部類に入ります。
反発力はメタスピード兄弟よりは若干落ちますが、高い反発性は履きこなす対応力も必要となりますので、厚底カーボンモデルを試してみたい人にはピッタリかと思います。
クッション性の高さやガイドソールテクノロジーなど優れた機能性を持っていますので、一度は試して欲しいシューズ。
今回は以上です!
他のモデルについて知りたい人は、こちらのページをご覧下さい。
シューズ毎の特徴を一覧表にまとめています。
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