屋外で音楽を楽しみたいけど、ノイズキャンセリングイヤホンだと周囲の音が聞こえにくいのが不満。
耳にはめ込む構造上、食事をしている時の咀嚼音がどうしても気になる。
そのような不満を解決するイヤホンが今回紹介する【boco peace-tw-1】です。
このイヤホンを使用することでランニング中にも周囲の音が聞こえる上、装着したまま食事も可能になります。
理由は従来のイヤホンとは構造自体が異なる骨伝導方式イヤホンだからです。
そんな新しい「聴く」をテーマに開発されたboco peace-tw-1を使用して感じたことを紹介します。
メリットとデメリットはこんな感じです。
続いてデメリットは
となります。
詳しく知りたい人は是非続きを読んで下さい。
かなり細かくレビューしてますよ。
骨伝導イヤホンの仕組み
骨の振動で音を聴くので「骨伝導」と呼ばれています。
そもそも「音」を感じる仕組みは空気の振動によるものなんです。
音が発生すると、通常は以下の流れで脳へと音の情報が伝わります。
音を出すと、まず空気が振動します。その振動は耳の中に伝わり、 鼓膜を震わせ、やがて耳の奥にある蝸牛という部分へと伝わります。 この蝸牛から、音の情報が脳へと伝わってゆくのです。
引用元:ゴールデンダンス株式会社
骨伝導は上記と異なる流れで音の情報が脳へ伝達。
イヤホンの振動により頭蓋骨を震わせ、その振動を蝸牛へ伝えることで脳が音を認識するのです。
※蝸牛(かぎゅう)とは耳の内側にあるかたつむりの殻の形状をした部分のこと
骨伝導イヤホンはその仕組みを利用することで、ノイズキャンセリングイヤホンのように耳の穴に密着させずとも音を聴くことを実現しています。
boco peace tw-1の特徴5選
世界初の完全ワイヤレス骨伝導イヤホン左右独立型
日本の最先端テクノロジーを集結させた製品です。
様々なシチュエーションで使われることを想定したつくりになっており、
- デザイン・技術・性能・品質が安心の日本生産
- Hi-Fiオーディオ技術による低音・中音・高音の全領域における快適な音質
- 世界最小φ10㎜の振動デバイス
- 省電力駆動による長時間再生
- 骨伝導イヤホンの課題である音漏れをクリア
(従来のboco社製品に対して音漏れを50%軽減)
を実現しています。
これらのこだわりにより今までにない新しい骨伝導イヤホン【boco peace-tw-1】が誕生しました。
耳軟骨を挟み込み装着するので、外れる心配がない
耳の穴にイヤホンを突っ込むのが苦手な方に相性がいいこともメリットの1つです。
こちらの写真のように耳軟骨をイヤホン本体で挟んで固定するため、耳の穴をふさぐ必要がありません。
しっかりと固定されていますので、頭を振ったりしても外れませんでした。
固定方法は以下の説明書に記載されている通り、イヤホン本体のアーチ部分を耳軟骨に滑り込ませるような流れで装着します。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れたらスムーズに装着できるようになります。
スマホとのBluetooth連携もスムーズ
スマホとも数秒でBluetooth連携してくれるので、ストレスなく音楽を楽しめます。
クレードル(骨伝導イヤホン本体を収納する箱) から取り出して連携されるまでに必要となった時間を10回確認しましたが、長くても5秒かかりませんでした。
ただし、AirPodsに慣れている人からすると、遅く感じるかもしれません。
片耳約9gと軽量なので、付けていても気にならない
500円玉と比較してみましたが、以下の写真の通りサイズもコンパクト。
別の角度から見てもこの通り。
片耳約9gと非常に軽量なので、装着中に重さは気になりません。
また、クレードル(約43g)と合わせても43g+18g(両耳分)=61gと軽量なので、持ち運びにも便利です。
クレードルも上記の写真の通り、コンパクトな形状です。
連続使用約5時間、IPX7等級の防水設計など充実したスペック
基本スペックは以下の通りです。
項目 | データ |
---|---|
サイズ(本体) サイズ(クレードル) | 32mm×27mm×30mm 70mm×43mm×36mm |
重量(本体) 重量(クレードル) | 約18g(片耳約9g) 約43g |
カラー | ブラック/ホワイト/ライトブルー/サクラピンク |
充電時間(本体) 充電時間(クレードル) | 約1.5時間 約2.0時間 |
給電規格 | Type-C |
連続使用時間 | 約5時間(boco社測定規定) 約12時間(クレードル併用の場合) |
Bluetooth® Version | Ver 5.0 |
最大通信距離 | 見通し距離 約10m |
Profile/Codec | A2DP, AVRCP, HSP, HFP, SPP/SBC |
防水性能 | IPX7等級 |
※ライトブルー/サクラピンクは限定カラーなので在庫無くなり次第販売が終了します。
防水機能はIPX7等級なので、雨や汗を心配せずに屋外スポーツを楽しめます。
そして、連続使用時間が約5時間ありますので、使用中に電池残量を気にする心配もいらないでしょう。
価格
定価:15,950円(税込)
9月16日時点、定価は変わりませんが、Amazonでは20%、楽天では10%のポイント還元を実施しています。(終了時期は未定)
値引きが一番ありがたいのですが、ポイント還元も悪くありませんので、興味がある人はチェックしてみてはいかがでしょうか?
使用して感じた気になるポイント3点
マスクを外すときに外れてしまう可能性がある
耳軟骨を挟み込む形状上、マスクとの相性はよくありません。
イヤホン本体装着後にマスクを着けると耳の裏に少し圧迫感を感じてしまいます。
解決策はマスクを着けた後にイヤホン本体を装着すること。
気にならない人にとっては問題ないことですが、個人的には装着する順番を考えるのが面倒なので、デメリットの1つです。
大音量で聴いていると若干音漏れしている
骨伝導イヤホンで気になる点として挙げられているのが音漏れ問題。
【boco peace-tw-1】は従来製品に対して約50%改善しているため、基本的には気になりません。
ただし、大音量で聴いてみると若干は音漏れしますので、どの程度の音量で音漏れしているのかを確認した方がいいかもしれません。
脱着はノイズキャンセリングイヤホンの方が楽
スムーズに装着できるようになりましたが、それでも耳の穴に差し込むノイズキャンセリングイヤホンの方が脱着は楽です。
最大の違いは【boco peace-tw-1】の脱着は両手で行う必要があること。
片手で脱着可能なノイズキャンセリングイヤホンと比較すると手間を感じてしまいます。
使用して感じたよかったポイント3点
ランニングに最適なイヤホン
とても快適に音声コンテンツを楽しめます。
最大のメリットは
周囲の音が聞こえるため、安全にランニングすることが可能
であることです。
ノイズキャンセリングイヤホンでも外音取り込み機能向上により周囲の音を拾えるようになりましたが、この点については耳の穴をふさがない骨伝導タイプの方が優れています。
個人的には、ランニング専用イヤホンではないかと思えるほど相性抜群です。
走っていると死角から車やバイクが近づいてくることもあります。
そんな時に危険を察知するのが耳であり、周囲の音が聞こえやすくなることは安全性向上にも繋がります。
周囲の人が話しかけてきた時にすぐ反応できる
音楽を聴いてる時に喋りかけられてもすぐに反応できます。
周囲の人からすると反応がない時に何度も話しかける手間が減りますし、装着したまま会話できるため、話しかけられるたびにイヤホンを外す必要もありません。
食事をしている時の咀嚼音が気にならない
イヤホンを装着した状態で食事をすると気になるのが咀嚼音です。
口内部の音がダイレクトに伝わるため、苦手な人は都度イヤホンを外す必要があります。
【boco peace-tw-1】の場合、耳の穴をふさがない構造上、咀嚼音が気になることはありませんので、装着したまま食事を楽しめます。
他の人が使用してみた感想
耳の形によっては音声がこもって聞こえることもあるようです。
装着する位置を少し変えることで解消されるとのことですので、聞こえにくい場合には試してみることをオススメします。
Amazonレビューでのコメント
肯定的・否定的なコメント両方を一部を紹介します。
肯定派
周りの音が聞ける=ノイズキャンセリングなし。
しかし、料理中や、散歩中はgood。
引用元:Amazon
否定派
音はまーまー、骨伝導としては悪くないと思う。
ただ耳👂が痛い!、洗濯バサミではさんで居るよう、20〜30分が限度。
引用元:Amazon
気になったのは耳が痛いというコメント。
私は全く気にならなかったため、相性によって感じ方が全然違うようです。
まとめ
今回紹介した【boco peace-tw-1】のメリットとデメリットを整理すると以下の通りです。
大きなポイントとしては、外部音がクリアに聞ける代わりに装着性が落ちることが挙げられます。
装着性の感じ方は人によって異なりますので、一度はトライしてみることを強くオススメします。
ノイズキャンセリングイヤホンとは全然違った魅力のある製品なので、自宅で重低音を楽しみたい時はノイキャンイヤホン、ランニング時は【boco peace-tw-1】といった使い分けもいいですね。
今回は以上です!
ランニング時に楽しめる音声コンテンツの1つであるオーディオブックについてまとめています。
興味がある方は是非覗いてみて下さい!
コメント