みなさんは【ランニングおじさん】という言葉をご存知でしょうか?
その名の通り走るおじさん。
そして、マラソン業界に一番貢献しているといっても過言でもないのがこのランニングおじさんなんです。
どうも申し遅れました。
ランニングおじさんの一歩手前のいけやんです。
今回はこれから一般用語として定着する可能性があるランニングおじさんを深掘りしていきます。
ランニングおじさんに注目したきっかけ
Instagramでハッシュタグを設定する際にランニングやマラソンを入力しているのですが、投稿が多いハッシュタグにランニングおじさんがありました。
しかもその数4.6万件。
まじで!?と思い、ついでにランニングおばさんおねえさんを調べたところ
2.1万件。
その数倍以上。
マラソン大会での男女比からすると当たり前かもしれません。
でも、ランニング男子は17.9万件そしてランニング女子は89.3万件とその数は逆転しています。
ここからもランニングおじさんがいかに注目されているキーワードかが分かります。
なんならランニングおじさんの休日というハッシュタグも存在します。
※ここでの件数は2021年11月26日時点のものです。
そもそもランニングおじさんとは?
私の独断と偏見ですが、40代から50代の中高年層が該当します。
そして、マラソン人口の一番大きな割合を占めます。
日本最大のマラソン大会である東京マラソンのデータを見てみましょう。
2019年東京マラソンの完走者データによりますと
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20~24 | 627 | 187 |
25~29 | 1150 | 445 |
30~34 | 1828 | 439 |
35~39 | 2679 | 583 |
40~44 | 3321 | 891 |
45~49 | 3982 | 1104 |
50~54 | 3609 | 994 |
となっており、ランニングおじさんが圧倒的な割合を占めています。
他のマラソン大会もチェックしてみましたが、同様の傾向が見られます。
おじさんがランニングを始めるワケとはいったい?
そんなおじさんがランニングを始めたきっかけは何なのか調査してみました。
健康のため
一番ありがちな理由です。
健康診断で
少し運動した方がいいですね~
ランニングなんかオススメですよ。
と言われて始める人も多いでしょう。
40歳から特定健康診査を受診できますので、きっかけの1つといえます。
特定健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目してこれらの病気のリスクの有無を検査し、リスクがある方の生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導を受けていただくことを目的とした健康診査です。
引用元:全国健康保険協会
ストレス軽減
ストレスの発散を目的に走る人もいます。
ランニングに限らず身体を動かして汗を流すことでストレスが発散できることは有名な話ですし、気分転換にもなります。
40代から50代といいますと会社の中でも責任の重い役職に就きストレスが溜まりやすい人も多いと考えられます。
日頃のストレス解消の手段としてランニングが選ばれている可能性は高いです。
手軽に始められる
他のスポーツと比較して手軽に始めやすいこともランニングを選択する理由の1つでしょう。
スポーツシューズがあって天気がよければいつでも始められる。
人と予定を合わせる、場所を予約するといった手間は一切不要。
30分も走れば気分爽快。
そういった手軽さが始める理由に繋がっている人も多いはず。
子育てが落ち着いて時間にゆとりを持ち始める時期
40代から50代といいますと、子供が成長してあまり手のかからなくなる時期が該当します。
これまで子育てにかけていた時間が空いたので、ランニングを始めるといった話も聞きます。
細マッチョになりたい
要はカッコいいおやじになりたいというやつです。
やっぱりモテたいですよね。
人間の持つ本能なんでしょうがないこと。
痩せていた方が良い印象を持たれやすいですし、ランニングや食生活の改善で細マッチョに近づけます。
今後のマラソン業界はランニングおじさん次第
今後のランニング人口は徐々に減少していく可能性が高いです。
日本の人口ピラミッドの関係上、人口減少が今後のトレンド。
ランニンググッズの主要メーカーであるアシックスの売上もここ数年微減傾向にあります。
NDPジャパンの調査によると、2021年1~6月のスポーツ関連グッズの売上ではランニングのみ減少しています。
そういった状況からもランナー人口の大部分を占めるランニングおじさんの動向が今後のマラソン業界を大きく左右するものと考えます。
今回は以上です!
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