メタスピードスカイやマジックスピードと並び発売された廉価版モデルである、ハイパースピードをご存知でしょうか?
〇〇スピードシリーズの中で最も注目されていたメタスピードスカイ(3月31日)と同時期に発売されたモデルのため、メタスピードスカイばかりに注目が集まった影響を受け、知らない人もいることでしょう。
メタスピードスカイ発売前には
アシックスが遂に厚底カーボンモデルを出すってよ!
と、メタスピードスカイの話題性が高かった分、ハイパースピードを知っている人はあまりいませんでした。
正直なところ、私も同時期に発売されるシューズがあることを知っていた程度で、どういったスペックのシューズかは調べてません。
アシックス好きを公言する私ですら知らないシューズなので、知っている人はアシックスマニアか、たまたま店員に勧められて購入した人かのどちらかでしょう。
さて、そんなハイパースピードについて、たまたま知る機会がありましたので、詳しく調べたところコスパの良い練習に最適なシューズだということが分かりました。
実際に履いてみたところ
「ペース走とかインターバルにちょうどいいやん」
と思いましたので、走って感じたことを詳しくまとめています。
特に「スピード練習用にコスパの良いシューズを探しているんだけど、なかなか良いシューズが見つからなくって」と悩んでいる人は是非チェックしてみて下さい!
まずは、メリットとデメリット一覧をご覧下さい。
続いてデメリットはこちら。
基本スペック
基本スペックは以下の通りです。
製造国 | ベトナム |
素材 | インナーソール:合成樹脂(FLYTEFOAM)/固定式 |
サイズ | 24.5,25.0,25.5,26.0,26.5,27.0,27.5,28.0,28.5,29.0,30.0,31.0,32.0 |
幅/ラスト | STANDARD/WIDE |
アッパー素材 | 合成繊維・合成樹脂 |
アウター素材 | ゴム底 |
外観
横からの見た目
横からの見た目(反対側)
上からの見た目
アッパーの見た目
モノフィラメントメッシュ※を採用しているため、通気性抜群です。
※通気性・軽量性に優れたメッシュ素材
アウトソールの見た目
かかと部の見た目
かかと部(内側)の見た目
販売価格
9,790円(税込)
アシックスでセールが実施されており、楽天、Amazonでも同様に値下げが実施されています。
サイズやカラーによって異なりますが、7,000円以下で購入可能なコスパの良いシューズです。
最近は1万円を超えるシューズが増えているため、スペックを踏まえると安い部類に入ります。
重量
200g(26.5cm)
ターサーエッジ 3(200g)と同じ重さです。
〇〇スピードシリーズの中では中間に位置します。
※メタスピードスカイは182g、マジックスピードは220g
サイズ感
基本スペックに記載されている通り、幅はSTANDARDとWIDEの2種類ありますので、足幅に合わせたサイズを選択できます。
STANDARDタイプでいいますと、ゲルカヤノ28やメタスピードスカイなど他のSTANDARDタイプとあまり変わりません。
フィット感
マジックスピードと比較しますと、かかと部が若干分厚くなっているため、包み込んでくれるような履き心地を体感できます。
左がハイパースピード、右がマジックスピードです。
かかと部だけでなく、アッパーの下側も柔らかい素材が使われているため、全体的にソフトな印象です。
耐久性
アウトソールに樹脂製の素材が使用されています。
素材について調べましたが、アシックスの公式情報にて素材名を発見できませんでしたので、参考までにマジックスピードとの写真比較を載せておきます。
素材名:ソリッドラバーアウターソールということが判明しました。
こちらは、格安モデルであるJOLT3にも搭載されていることから、コストダウンを目的に採用されたのかもしれません。
AHARなどの耐久性を強化した素材までとはいかなくとも、トレーニング用モデルとしての側面もあるため、そこそこの耐久性は期待できるでしょう。
クッション性
マジックスピードほど高くありませんが、低すぎるわけでもなく、適度なクッショニングを保持しています。体感としては、マジックスピードとターサーエッジ3との中間レベルです。
クッション性の高さを実現している要因としては、ミッドソールにEVA※、インソールにFLYTEFOAM※2を採用していることが挙げられます。
※エボライドのインソールに採用されている素材
※2.ターサーエッジ3やエボライドのミッドソールに採用されている高いクッション性と反発力を兼ね備えた素材
グリップ力
グリップを効かせやすいモデルです。
ドロップが5㎜あるため、コロコロ感ある走りを期待していましたが、ガイドソールによる推進力で進むというより、グリップ力の高さにより地面を掴み次の一歩を踏み出します。
更に、厚過ぎないソールにより強い反発力を得ることができますので、スピードを出しやすい点がメリットとして挙げられます。
ジョグをして感じたこと
他の〇〇スピードシリーズに対してカーボンプレートが入っていないため、走る前は「反発力が弱いのでは?」と思っていましたが、実際に走ってみると、そこまで弱いとは感じません。
重量も200gと軽量であるため、スピードを出しやすく、気付かない内にペースが上がっていることもありました。
走る速度の目安としては5分30秒/kmを切るような、そこそこ速いペースで反発力やグリップ力の強さを感じられます。
そのため、速いペースでのジョグやペース走、インターバルといったハードな練習にオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
メリットデメリットを再掲します。
クッション性や反発力などがバランスよく揃っているため、万人にオススメできるモデルに仕上がっています。
そして最大のメリットは価格が安いこと。
これだけの性能を持ちながら、7,000円以下は格安の部類に入ります。
スピードを出しやすいコスパの高いモデルはあまりないため、練習用シューズ候補として最適。
少しでも興味があれば、是非試して下さい!
Amazonであれば、試し履きサービス【prime try before you buy】の対象になっているため、簡単にサイズ合わせ可能ですよ。
今回は以上です!
コスパの高いシューズをお探しであれば、エボライドもオススメです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
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